SONYのカメラ大好きShoyoです!
大阪の夜景撮影スポットを巡りはじめてはや半年
カメラの設定をきちんと意味を理解して行えるようになってきました
自分が撮り始めたときに意味が分からなかった夜景撮影時の【設定】に関することを、具体的に解説します
初心者でもわかるように細かく設定をまとめたで
全く同じ設定にするとこういう夜景が撮れます!
梅田第三ビル32Fからの夜景です
SONYα7iiiのカメラの設定について
Sonyユーザー向けにオススメ設定をまとめています
同じカメラを持っている方、ぜひ参考にしてください
状況に合わせてパターン別に設定を具体的に書きます
夜景設定パターン①三脚がある/カメラを固定して撮影可能な場合
モードダイヤルA
F値 8~10
ISO100
手振れ補正OFF
ノイズリダクションOFF
三脚で固定、もしくはどこかに置いて固定して20~30秒かけて撮影
こちらが汎用的に綺麗に撮れる設定例と一連の流れです
内容の解説をしていきます
ダイヤルを【A】に設定する
【A】は絞り優先モードのこと
【A】にする理由は、絞り値を自分で設定し、撮影にかけるシャッタースピードはカメラに決めてもらうのが楽です
【M】マニュアルにして全て自分で設定でもよいのですが、慣れるまではぜひ【A】で撮影してみてください
こうなってると設定は【A】です
F10に設定する
①ダイヤルをAにした状態で
②カメラ前方のダイヤルを回して【F10】に設定してください
モニター下部分が【F10】になっていればOKです
ちなみに左下の【1”】 というのは、【F10】で撮影する場合は1秒かけて撮るのがいいよ!
とカメラから提案してくれている状態です
ちなみにF値を高く設定すればするほど、撮影にかかる時間は長くなっていきます
なぜF値を高めに設定するのか
まず、大前提として、F値が小さいほうが背景がボケる写真が撮れます
例えば、F2.8とF10だとF2.8の設定のほうが背景がボケます
人物を撮る場合はなるべく低い値にして、背景をぼかして被写体を目立つように調整します
被写体→はっきり 背景→ぼかす というのがポイントです
ただし、夜景の場合は逆で「全部が綺麗にはっきり見えている」ほうが、
澄んだ空気の中で撮影されている感が出て、魅力的な写真に見える傾向にあります
F値を高めに設定する理由はここにあります
ISO感度を【100】に調整
ISO感度は、簡単に言うと、数字を上げると周囲が暗い状態でも明るい写真が撮れるようになる機能です
固定して撮る場合、ISO感度が小さい状態で撮影したほうがノイズが乗らないため、
100に設定を行います
なお、100以下にも設定ができますが、α7iiiは常用ISO100~51200が推奨なため、100が最善です
設定方法は
①電源をONにした状態で、Fnを押す
②ダイヤルを回す
③アイコンをISO持っていって、決定のボタンを押す
100に設定 というのが一連の流れです
手振れ補正OFF
手振れ補正は手持ちの時は役立つのですが、三脚で固定した場合、誤作動をする可能性があるため、OFFにします 方法は
Menuボタン
📷2 4/9ページ 手振れ補正の項目を確認
切に設定
これでOFFになります
ノイズリダクションをOFFにする
ノイズリダクションとは、簡単に言うと、撮影した写真をカメラ内部でノイズを取り払ってくれる機能なんですが、
処理にめっちゃ時間がかかります・・・!!
夜景は1枚に時間をかけて撮ることが多いので、1枚30秒で、ノイズリダクション処理で30秒程度かかっていたら、1分に1枚しか撮れないということになります
前に花火を撮りに行ったとき、ノイズリダクション処理でシャッターを受け付けず、花火が打ちあがって撮りたいタイミングで撮れないという切ない経験をしました・・・
大きく差はでないので、オフにするのをお勧めします
方法は
MENU
1(撮影設定1)
[高感度NR]
切
これでOFFになります
夜景設定パターン②手持ちで撮影する場合
本来であれば、固定してシャッタースピードを長くして撮るのが望ましいのですが、
三脚を持っていない、置く場所がないという場合はこの設定
モードダイヤルA
F値 2.8~4
ISO12800 あるいはそれ以上
手振れ補正ON
ノイズリダクションOFF
この設定だと、昼間に写真を撮るような感覚で夜景が撮れます
夜景撮影成功の条件とは
①ブレない
②真っ暗で何が映っているかわからない状態を避ける
この2点です
例えばこの写真ですが、よく見るとビルの窓の明かりがブレています
しかも、全体的に暗く、空とビルの境目が溶け込んでしまっています
では、失敗しないようにするにはどうするかを説明します
F値を低めに設定する
夜景撮影でありがちなのが、周りが暗いため、カメラが自動的にシャッター速度を遅く設定し、
手持ちで撮るとブレてしまうパターン
F値が低いほうがシャッター速度は速くなります
設定例でF2.8~4と書きましたが、使用するレンズによって設定できる値が違うので
一番低い値に設定してください
ここを見れば今F値がいくつになっているかわかります
設定の方法ですが、α7iiiの場合、この赤矢印のどっちかを触るとF値を調整できます
モードダイヤルによって触る場所が異なるため、両方触ってみてください
モード【A】の場合はディスプレイ側のぐるぐるを回すと調整できます
ブレないようにするためにISO感度を高く設定する
ISO感度を上げると、暗い場所でも明るい写真が撮れるようになります
また、シャッタースピードも速くなるため、手持ちでもブレることなく撮ることが可能になります
その分ノイズが乗ってしまいますが、上げすぎなければ大丈夫です
ISO感度に関しては、別の記事で検証を行っておりますので、こちらをご覧ください
SONY 一眼レフ 夜景のISO設定 – Shoyo photo (plusmatics.com)
撮った写真が暗いとき/もっと明るくしたいとき
撮った写真が暗いということは、カメラが光を取り込む時間が短いということです
光を取り込む時間を確保できれば明るくなります
対応①【M】に変えて、シャッター速度を遅くする(30秒ほどあれば大抵撮れます)
対応②ISO感度を12800まで上げてみてください(ただしノイズは多少乗ります)
写真がぶれるとき
写真がブレる理由ですが、撮影しているときにカメラが動いてしまっているのが原因です
固定して撮れているのなら大丈夫ですが、手で持って撮ると頑張ってカメラが動かないようにして撮影しても、ブレてしまいます
対応①ISO感度を12800まで上げてみてください(ただしノイズは多少乗ります)
対応②ドライブモードで、セルフタイマー2秒に設定してください
→シャッターを切ったときに指でカメラを揺らしてしまっている可能性があります
ブレるシャッター速度の目安ですが
撮影場所、必要な装備などはこちらの記事にまとめていますので、参考にしてください
【初心者向け】夜景撮影のコツ 必要な装備、撮影時の設定は??大阪夜景の作例あり – Shoyo photo (plusmatics.com)
まとめ
設定についてまとめます
モードダイヤルA
F値 8~10
ISO100
手振れ補正OFF
ノイズリダクションOFF
三脚で固定、もしくはどこかに置いて固定して20~30秒かけて撮影
これらの設定で撮影した写真をInstagramのほうにUPしておりますので、ぜひともご覧ください